世界の縮図

ー世界の縮図ー

「痛いっ」

突然目に痛みが走った。2014年の秋、パレスチナ自治区を歩いていたときだった。喉も痛くなり、目が開けられなくなった。
近くでイスラエル兵士とパレスチナ人との間に衝突があり、催涙ガスが流れてきていたようだ。

近くにいたパレスチナ男性に話しを聞いた。こういうことは日常的にあるらしい。彼が家に誘ってくれ、チャイを飲みながら彼の父親が色々な話しをしてくれた。

ふと壁を見るとパレスチナの有名な指導者であるだろう人の大きな写真と、2人の見知らぬ若者の写真が飾られてあった。

誰だろう?

ここの地域の人達はテロを起こした人達を英雄視するという記事を読んだ事がある。彼らもそうだったのだろうか、、、

次の日、別の地域を歩いていたとき、ある交差点で銃を持った兵士達とパレスチナ人達がにらみあっていた。

重い緊張感があったので足早に過ぎ去ろうとした時、大きな音がした。

「パァーン!!!」

、、、

、、、

何の音だろう?
花火が出来る空気ではないのは確かだ。

速やかにその場を離れ、歩いていたパレスチナ人の女性達の1人が何故こんなに空気が張っているのか話してくれた。

「実は昨日、あるパレスチナの男性がわざとではないのだけどイスラエルの人を車でひいてしまったの。それでその人が射殺されてみんな怒っているのよ。わざとひいたわけじゃないのに、、、」

彼女は事故を強調していた。

当時のニュースによると、「パレスチナ男性が7人を車でひき逃走、うち2人が死亡。」とあった。

2つの異なる文化の意見の間で、僕は英雄の定義について考えていた、、、

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